高校生の採用方法は?手順やポイントを解説

高校生の採用方法は?手順やポイントを解説

中途採用をしている企業からよく聞くのが、「中途の方だと、前の会社の癖がついて指導しづらい」「トラブルを起こしてやめたり、入社してもすぐに退職したりと、いいことがない」という声。
中途採用が上手くいかなかった経験から、「何にも染まっていない高校生を採用したい」という希望も聞きます。
しかし、どのように高校生を採用するのか、初めての場合はわからないですよね。
そこで今回は、高校生採用の流れを簡単にご説明します。
ぜひ採用活動の参考にしてください。

高校生採用の流れ

高校生採用は少し特殊です。
まず初めにハローワークで、【高校生用の求人】を出さなければなりません。
毎年6月1日に受付が始まります。まだ間に合うので、落ち着いて受付をお願いします。
ハローワークに高校生用の求人を出して、承認印をもらった後、
7月1日以降に高校へ、承認印を押してもらった求人票を学校へ持参もしくは郵送します。
そして、9月16日から面接が始まるという流れになります。
10月には2次募集を開始できますので、9月末に応募が来ていなければ、再度、進路指導の先生に連絡を取り、アプローチをしてもいいと思います。
年々倍率が高くなっているので、会社をPRしましょう。

高校生の採用につながるワンポイント

私が以前、母校の進路指導の先生に高校生の採用について確認をした時、「求人票は、郵送よりも、持参してくれる方が良い」と言われました。
高校求人は倍率が高く、郵送で送られてくることも多いため、「初めての会社はどのような会社なのか把握できないため、斡旋をしづらい」という理由です。
ただし、今はコロナ禍のため、事前に進路指導の先生に確認をお願いします。
高校に求人票を届ける場合ですが「会社のパンフレットを一緒に持ってきて欲しい」という意見もいただきました。
生徒の就職先になる可能性のある会社の情報は、先生や保護者も見ます。
とくに、採用後の教育体制や福利厚生はしっかり見られる部分ですので、パンフレットに記載し、アピールをされることをおすすめします!

まとめ

高校生採用の大まかな流れやポイントは、ご理解いただけたでしょうか。
高校生の採用に関しては、「面接で聞いてはいけない質問がある」「会社内では、分煙をしていないといけない」など、細かなルールも存在します。
社労士の先生のアドバイスを受けながら、採用活動を進めていただくのが良いと思います。
高校生は素直で成長スピードも速いので、期待の人材です。
社会人経験が無いという部分はありますが、中途で採用する人材とは違う、伸びしろがあります。
会社の成長のためにも、高校に求人票を毎年出して、若手人材の獲得を目指してみてはいかがでしょうか。
「高校生の採用についてもっと詳しく知りたい」などのご要望がありましたら、『会社設立のミチシルベ』までお問い合わせください。

著 者

SOICO株式会社
共同創業者&代表取締役CEO
茅原 淳一 (かやはら じゅんいち)

慶應義塾大学卒業後、新日本有限責任監査法人にて監査業務に従事。 その後クレディスイス証券株式会社を経て2012年KLab株式会社入社。 KLabでは海外子会社の取締役等を歴任。2016年上場会社として初の信託を活用したストックオプションプランを実施。 2015年医療系ベンチャーの取締役財務責任者に就任。 2018年よりSOICO株式会社の代表取締役CEOに就任。公認会計士。

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